日本一高く 原敬富士山登山劇場 世界一美しき山

このページ 本にして出版したいと考えているのだが、なかなか進まない・・・!
2010.8.4 第三のルート・須走口より登頂
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登るべきか To be, ☆   or☆ 登らざるべきか not to be ? 
2019 ○○元年! 今年こそ 登ろう!


2016年8月8日 残された最後の最長コース・御殿場口新5合目ルートに挑戦 しました。悪戦苦闘の14時間 その模様は
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富士山 登山 劇場





こ そ 
富 士 山
登 山  劇 場
 へ


きっとあなたも登れる!

NO!
NO!
NO!
この国に生を受けたからには いちどは登ろう!


序 幕
古来 日本人のみならず 
世界中の登山家たちの心を惹き付けてきた
 日本一名山  いや世界一名山

登山の前に <富士山と日本文化> おさらいを!

右図 16世紀の絵師 狩野元信 「富士曼荼羅図」には
霊峰富士を目指す修験者が描かれている
 登山という苦行を通して再び蘇る 
「富士登山」は「擬死再生」の儀式だったのだ。
2007.7.25 asahi be evening より

吉祥寺を午後6時半頃車で出発 去年ママチャリで行った山中湖への道を走行距離を測りながらゆっくり走る 東八道路から関戸橋を越え野猿街道をくだって国道16号へ、ここまで丁度30キロメートル。さらに橋本から津久井湖を抜けて道志みちへ入る。道の駅道志まで74キロ。ママチャリで山伏峠越えは大変だったのを思い出しながらあっという間に山中湖に来てしまった。82キロ。夏休み中で、夜10時頃なのに若者達が溢れていたのを横目で見ながら休まず車を進める。山中湖から篭坂峠をこえ富士山スカイラインへ霧が出たり雨が降ったりして心配したが富士宮口新五合目駐車場に着いたときは天気は上々 満月に 天の川もうっすらと見えるほどだ。駐車場も心配だったが、上の段に止めることが出来た。高山病対策は体を慣らせる事だというので、ここでゆっくりと準備に取り掛かる。


第一幕
車外は思ったより寒い。下着を上下とも増やす。レインコートも上だけ取り出して着用。靴を登山用に履き替えて、いよいよ登山を開始した。PM11:50。

この時間に上る人,グループなど次々と後を絶たない。見上げると上方に点々と山小屋らしい灯りが見える。初めの内は緩やかな上りで、六合目(2493m)着は8月1日午前0時15分。所要時間25分間。ここは休まず通過。右方向には宝永山のシルエットを、左方向彼方には富士市、静岡市の夜景が素晴らしい。七合目(2780m)・ご来光山荘着午前1時30分。
ゆっくり上っているつもりだが、喉がカラカラし、胸模様も変調を来し始める。高山病の症状が表れてきて、途中踊り場で寝っころがって休んだりする。水分はお茶をペットボトルで持ってきたが、口内を湿らすだけ。こういうときお茶は駄目だ。水がいい。ただの水が。 コーヒーやジュースなど全然体が受け付けない。イツだったかもそうだった。水を持っていかないと駄目だ。今度から気をつけよう。腹式呼吸も高山病に効くと聞いたのでそれもやってみる。かなりキツーくなったので仰向けに杖を抱えて寝っころがっていたら後から上ってきた人に「仙人かと思った!」と言われた。それでもまた立ち上がってヨチヨチと歩き出す。すると段々からだが慣れてきたのか、吐き気が消えて、元気が戻ってきた。七合目の次は八合目と思いきや、さにあらず。元祖七合目(3010m)ときた!ここ着が午前2時45分。約3時間か。ここで休憩していると、闇夜に声が響いた「来年こそ リベンジだ!」  小学5~6年生くらいの子のグループを引率してきたリーダーらしい人の声だ。 中に体調を崩した子がいて、これ以上は無理だリタイヤせざるをえない。と言って、肩を落とし下山をしていった。




こちらは体調も徐々によくなり、さらに上を目指す。八合目(3250m)着は3時55分次は元祖八合目かと思いきや、さにあらず。今度は九合目(3460m)だ。 階段を昇と目の前に雪渓が顔をのぞかせている。山荘名が万年雪山荘。なるほど。ここで日の出だ。午前5時05分。ご来光はここからは拝めない。反対側に日は昇っているらしい。雲海が黄金色に変わり、こちらがわにも間もなく陽が射してくるだろう。明るくなるにつれて下界の様子が浮かび上がってくる。愛鷹山、箱根芦ノ湖、丹沢の山ヤマ、、、、特に目を見張って感動し、言葉を失った光景が現出した!ーーー



 満天の月と、影富士と、雲海とーーー 大自然の壮大な営み!

人間なんてチッチャナ存在だなあ。 株が上がったとか下がったとか、中日が勝ったとか負けたとか、野党が勝ったとかドウとか、、、そんなこと一切を忘れさせてくれる。
お~汝 大いなる天体よ!  ツァラトストラの声が、、、
リヒャルトシュトラウスのファンファーレが 天上から聞こえてきそうだ。

右の絵と左の写真ちょうど同じ構図ですね。左の写真の後方には太陽が出ているのだから。

明るくなると上が見える。山頂が見えるけどまだまだ遠いこと。上を見るなと本に書いてあったから、足元だけを見ながら、杖と、ロープを有効に使って一歩一歩、歩幅も狭くして昇って行く。空いた手でロープをつかんで体を引き上げる、これだけで足の負担が大分違うのがわかる。九合目の上は元祖、、、ではなく九号五勺(3590m)だ。胸突き山荘がある。午前7時着。 山頂の鳥居がはっきり見えるが、見るからに急峻な道が続いている。上を見るとホントに嫌になる。下を見ると登山口は遥か下のほうだ。よく登ってきたと感心してしまう。さあ頑張って胸突き八丁、行くぞ! この時間、もう下ってくる人達が沢山いる。西洋人も多い。下山者の顔は、皆「擬死再生」を果たしせいか満足げだ。



正面は愛鷹連峰の越前岳  登山口は更に小さくなった



そして とうとうやった! 頂上だ  3715m!

鳥居をくぐる おおこれが写真で見た浅間神社奥宮か!郵便局もある、剣ヶ峰も近い、なるほど  なるほど。 

これで自分も 擬死再生 できた!?
そして、お お な な なんだ いきなり こりゃ 異星人か? 


山頂着午前8時15分。所要時間は登山開始から八時間半。登山書によれば、このコースの標準時間は五時間半となっているから、三時間も余計にかかってしまった。

   山頂広場 ←クリック



そして気にしていた物は? 有りました。大きいもんだ。関心がある人ならすぐに目につく。

浅間神社正面の大きな石燈籠の脇にデンと鎮座しておりました。「鎮国の山」の碑 伍和の偉人 原九右衛門翁が建てた碑だ。自分の脊よりも高い。こんなものをよく持ち上げたものだなあ。伊那谷近代文学年表によれば、1898年8月(明治31年)原九右衛門が富士山頂に建てたとある。碑の側面には原九右衛門の浮彫も大きく刻んであった。改めて原九右衛門という人は偉大な人物だったのだなあと思う。この伍和の偉人のHPも後日作ってみたい。

 第三幕 日本最高地点の眺望   ←クリック
さて、周囲を観察し、記念写真も撮り、美味しい空気も一杯吸ってから、日本最高地点 剣ケ峰 3776mを目指そう。神社の右手、山頂郵便局の裏からもうすぐそこに見えている。若者にもそこを教えてあげたが、もうこれ以上上がれないといって行かなかった。折角ここまで来ながら惜しいねえ。
もうここから先は言葉は不要だ。画像をご覧いただくだけで全てがお伝え出来ましょう。



ここが日本最高地点 3775.63m です
第四幕 お鉢巡りへ    ←クリック



第五幕 下山  


テレビカメラ撮影中!

花は オンタデ(メイゲツソウ)が 一面に咲く


山頂がすぐそこに見えますね チョコチョコと駈け上がられそうに!
中央が富士宮口頂上  左方の白い建造物 あれが日本最高地点3776mの剣ヶ峰です

追記 食糧は 3食分は必要だろうと考えて、またチョコや缶コーヒーなど持って行ったが結局何も手つかず持ち帰った。


第六幕 富士山遠望  ←クリック

富士山 登山劇場 如何でございましたでしょうか



9月8日8時1分配信 産経新聞
山の事故446人 中高年約7割 過去最高 7、8月

 今年7、8月の2カ月間に全国の山で起きた遭難事故は昨年同期比で64件、41人増えて410件、446人と、統計を取り始めた昭和43年以降、最高となったことが7日、警察庁のまとめで分かった。死者・行方不明者は7人増の48人。事故全体の約7割が40歳以上の中高年登山者で、死者・行方不明者に占める割合では中高年が8割に上る。
 遭難者が多い年齢帯は、55~59歳が75人(16・8%)でトップ。次いで65~69歳が61人(13・7%)、60~64歳が56人(12・6%)、70~74歳37人(8・3%)-などで、40歳以上だけで327人、73・3%に上った。
 山岳系別の発生状況では、北アルプスが159人で最多。富士山も23人だった。転落や滑落による遭難が125人で、疲労や病気が108人、転倒も96人に上った。
 警察庁では、「中高年にとり登山が身近になっているが、体調の管理や装備、登山計画について十分に準備してほしい」としている。


この7・8月富士山での遭難者は23人だった!
登山は全て自己責任 安全が第一  お気を付けて行ってらっしゃいませ!

ではまたお会いしましょう ごきげんよう!


序 幕 第一幕  第三幕 日本最高地点の眺望   ←クリック☆  第四幕 お鉢巡りへ    ←クリック 第五幕 下山   ☆ 第六幕 富士山遠望  ←クリック

目下 第四のルート 御殿場登山道を計画中 今年は無理か? 山の日が8月12日? 八月八日が最適だと思うけどネ!
2015年 今年こそあのルートで 行きたい!
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2019.2.11→2020.4.20
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